canvascafe

2022/09/28 00:40

今回のサンプルは綿100%の生地を使用しました。他に麻や  ウール などの天然繊維を染める事ができます。

賞味期限のきれたコーヒー豆や焙煎時に出るチャフ(豆の皮)を投入します。両方とも本来は捨てられる筈だったモノです。

染料となるコーヒーを約100度の温度で煮出していきます。

煮出した染料となるコーヒーを染色窯に投入します。

約80度の温度で30分かけてコーヒーが生地に染まっていきます。この段階では全て同じ色に染めあがります。染めあがった生地に鉄分を媒染して色目の調整と色素を定着させます。

この工程によって洗濯などでも色の落ちにくい染色をする事が出来ます。各工程ごとに水で濯ぎをして余分な成分を落とします。最後に十分乾燥させてコーヒー染めの染色が完成します。

このように多くの手間をかけて生地はコーヒーに染まります。均一に染まる化学染料では出しえない独特の色のムラ感や風合いはコーヒー染めでしか表現できない大変貴重なものです。